弁護士インタビュー 森下実名子 


なぜ、オリンピア法律事務所を就職先として選んだのですか。

 オリンピア法律事務所との最初のご縁は、司法試験受験後に夏のクラークに参加したときでした。
 私は生まれ育った名古屋で渉外案件や企業法務を中心に仕事をする弁護士になりたかったので、NY弁護士資格を有する先生方がいらっしゃる法律事務所での経験はとても意義深いものでした。
 法律事務所としての取扱分野はクラークの参加前にHPで確認したとおりでしたが、実際にクラークに参加してみて特に印象に残っていることは、弁護士同士がマグカップ片手に、楽しそうに議論しながらお仕事をされていた姿でした。そのとき、私もここに混ざってお仕事をしたいと思ったことをはっきり覚えています。


実際に働いてみた率直な感想をお聞かせください。

 実際に働いてみて実感したこととしては、アソシエイトとパートナーの先生方の距離が、思ったよりも近いことです。パートナーの先生方は多くの経験をお持ちにもかかわらず、若いアソシエイトに対してもフラットな目線で意見を求めてきてくださったり、時には公私ともに相談に乗ってくださいます。
 また、アソシエイトであっても、最初から責任のある業務を任せてくださることに驚きました。
 1年目には、その責任が重く感じたときも正直ありましたが、今の自分があるのは、1年目から責任のある業務に対して真剣に向き合って努力してきたからだと思っています。


現在、お子さんを育てながら、働いているとのことですが、
日々の働き方(スケジュール)・子育てとの両立について教えてください。

 子育てとの両立に関して、私の場合、妊娠が分かってすぐにつわりが始まったため、早々の段階でお仕事を調整しながら、働かせて頂きました。
 産後に関しては、弊所では、会社のように制度化した産休制度というものはないものの、私の場合、体調・ライフスタイルに合うよう、個別に勤務時間の調整をしてくださり、事実上の産休、育休を頂くことができました。
 現在も、業務時間をセーブしながら、業務を行っています。このようなご配慮のおかげで、私は今も仕事と子育てを両立することができています。

 妊娠時の体調や家庭環境、育児・教育観は、その人ごとにそれぞれです。
 そのため、仕事に大きく影響はない人もいれば、そうではない人もいます。
 そのなかで、弊所では個別に柔軟に対応くださったことが、私にとってはとても助かりました。
 弊所のパートナーの先生方もそれぞれご家庭がありますので、仕事と育児家事の両輪を担うことの大変さを理解してくださいます。
 そのため、小さいこどもを育てる私のことをいつも気にしてくださり、今に至るまで柔軟に対応をしてくださるので、まだまだ大変だと思うときはありますが、何とか両立ができています。


新人弁護士・アソシエイトに対する研修制度について教えてください。

 まず、入所初日からオンボーディングという新人研修が始まります。
 初日は、ITシステムの利用の仕方や事務的な内容を含むオリエンテーションから始まりますが、その後、3ヶ月間にわたり、各パートナーからテーマ別に弁護士業務に必要となるエッセンスについて講義いただきます。

 また、アソシエイトは、「Olympiaビジネススクール」という、法律分野以外で、弁護士として経営者として学ぶべき、ファイナンス、マーケティングといった分野の勉強会を3ヶ月に1回ずつ行っています。
 そのほか、アソシエイトのみが参加するアソシエイト勉強会では、最新判例の分析やトピックを設けて研鑽の時間にする勉強会も行っています。

 アソシエイトを支える制度としては、各アソシエイト「が」パートナーを1名指名して、公私ともにいつでも相談ができるメンター制度を設けております。
 多くのアソシエイトは、定期的にランチをさせていただき、業務遂行に関する悩みやワークライフバランスの取り方等、パートナーがお持ちのノウハウを聞かせていただくことが多いようです。


現在、どのような業務をしておられますか。
その業務についてどのような時にやりがいを感じますか。

 私は、パートナーの顧問業務について、一緒に担当させて頂く形で業務に携わることが多いです。
内容面でいえば、顧問業務として業務に関するご質問が多いので、様々な法令・ガイドライン等を調査することが多いです。普段取り扱わない法令・ガイドライン等を調査するときには、新しい世界へ探検しに行くような面白さを感じます。
 また、パートナーとの協議を通じて、困難な課題の突破口を見つけ出したときにやりがいを感じます。
私は、単独で仕事をすることよりも、チームで仕事をすることが好きです。
 弁護士業は個人プレーと思われる方もいらっしゃるかもしれないですが、M&Aや新規事業のサポート業務等においては、それぞれの知見を持ち寄って議論をすることが多いです。私は、クライアントにとってより良い方法を模索していく作業に面白さを感じています。


今後、オリンピア法律事務所で働いていこうとする方にメッセージをお願いします。

 ➀自分のやりたい分野がはっきりしている方、また➁自分のやりたい分野はまだ見つけられていないけれども、弁護士として成長したいという意欲のある方には、弊所は最適だと思います。
 ➀のような方に対しては、アソシエイトのやりたいことを全力で応援してくださるので、1年目から多くの経験を得ることができます。
 ➁のような方に対しては、各パートナーが様々な事件を抱えているので、多岐にわたる業務に触れて研鑽を積むことができます。その中で自分の興味のある(ない)分野を見つけていくことができます。
 弁護士になる前にはある分野に興味があると思っていても、実際にやってみたら自分には合わないということはよくありますので、そうした時にも別の分野に方向転換することができるところが、弊所の強みの一つだと思います。

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