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―INTRODUCTION―

　私は、社会的養護下にある子どもたちとともに生活をする里親家庭で育ちました。そこでは、過酷な環境を背景に、発達や愛着の課題を抱えながら懸命に生きる子どもたちの姿を、日常として目の当たりにしてきました。
　法的な支援が十分に届かず、理不尽な状況に置かれることもある現実を見てきた中で、「自分にできることは何か」を真剣に考え、彼らの権利を守り、声を届けられる存在になりたいと願い、弁護士を志しました。
　法律はすべての人に等しく適用されるべきものです。しかし、社会的養護の場面に限らず、 現代の法律問題というのは、専門的で難解なものが多く、適切な支援を受けられず苦しむ 方々が少なくありません。
　私は、そうした方々に寄り添いながら、一つ一つの不安や悩みに丁寧に向き合い、分かりやすい説明とともに、納得のいく解決を共に目指してまいります。社会的養護に関する問題はもちろんのこと、あらゆる法的課題に対して誠実に取り組み、皆様の人生の一助となれるよう日々努力を重ねてまいります。
　皆様のお力になれることを、心より願っております。